1. 「クライオ電子顕微鏡」基礎技術チュートリアル

「クライオ電子顕微鏡法」

無染色の試料からどうやってタンパク構造を解くのでしょう?なかなか聞けないホントのところをじっくり解説します。
下記フォームより参加登録を行ってください。

日時:2018年5月28日(月)13:30~17:30 (13:00より久留米シティプラザ4回にて受付開始)
場所:久留米シティプラザ 福岡県久留米市六ツ門町8-1

昨年ノーベル化学賞を受賞したクライオ電子顕微鏡法、今後国内でもこの技術を用いたタンパク質構造解析が爆発的に広がることと思います。一方で、最初の一歩に躊躇される方もいらっしゃるのではないでしょうか。本チュートリアルでは、先日のノーベル化学賞受賞の瞬間に立ち会った、顕微鏡学会・生体解析分科会のメンバーを中心に、技術的背景から実際のデータ取り、解析方法に至る過程を紹介します。また、クライオ電子顕微鏡法を利用するためのプラットフォームの紹介と共に、クライオ電子顕微鏡を利用される研究者の方々とディスカッションする時間を設けます。

是非ご参加ください。

1.クライオ電子顕微鏡の歴史(光岡薫:大阪大学・超高圧電子顕微鏡センター)

 ノーベル賞に至る道、分解能との戦い


 ノーベル化学賞を受賞した3名の研究を挙げながら、クライオ電子顕微鏡の歴史的な流れを紹介します。具体的には、急送凍結法、電子線結晶構造解析法、凍結装置の開発、単粒子解析法、電子直接カメラの開発へと繋がる技術開発の歴史とそれにともなうい生物分野の発展を紹介します。

 

2.クライオEMのもつ技術(光岡薫:大阪大学・超高圧電子顕微鏡センター)

 凍結と撮影の技術

クライオ電子顕微鏡顕微鏡のための試料の作製法として、良いクライオグリッド作製のための試料の条件やパラメータの振り方を紹介します。次に、クライオ電顕での撮影時に注意することとして、平行照射、電子直接検出カメラと動画補正、さらに電子顕微鏡写真の自動収集とMDS(最小電子線撮影法)について紹介します。

3.クライオEMから三次元構造を導き出すこと(安永卓生:九州工業大学・大学院情報工学研究院)

 単粒子解析法
 電子線トモグラフィー法

クライオ電子顕微鏡法で撮影された2次元の画像から如何にして3次元画像を導き出すかについて、その基礎からソフトウェアの利用方法について紹介します。具体的には、CTF(コントラスト伝達関数)の補正、3次元再構成法を支える中央断面定理、3次元再構成法の実際、EM法を用いた最近の3次元再構成ソフトウェアの進展について紹介します。

4.クライオ電子顕微鏡法の最先端(東京大学・医学部 Radostin Danev)

 位相板の開発とクライオEMの新たな展開

クライオ電子顕微鏡の最大の問題はコントラストの低さである。特に、低分子量の試料において、その問題はシリアスである。ここでは、ボルタ位相板を使ったコントラスト増強のための技術開発とその応用研究をおこなった、Danev博士に話題を提供してもらいます。Danev氏は、2017年のエルンスト・ルスカ賞を受賞した気鋭の研究者です。

 

5.ディスカッション


参加予定の皆様にとって、気になる点をどしどし挙げてください。

 顕微鏡学会・生体解析分科会では、年間を通して、継続的に、ワークショップ、チュートリアルをおこなっています。ワークショップの企画にも繋げたいと考えています。

学術集会では、さらに詳細なセッションや、3D-CLEM、徳安法(免疫電顕)などの最新情報を扱うセッションが企画されています。

学術集会にも是非ご参加ください。

学術集会参加登録はこちら(事前参加登録は終了しました。)


今回、日本顕微鏡学会では学会会員とは関係なく、すべての研究者の方に向けに、基礎技術チュートリアルを企画します。どなたでもご参加いただけます。

顕微鏡学会学術講演会参加の方は無料です。お申し込みの際、参加登録番号をご記入ください。

本チュートリアルのみ参加の方は、参加費¥5,000とさせていただきます。

(尚、本チュートリアル参加証で会期中の機器展示もご覧いただけます。)


事前受付は2018年5月26日正午で締め切りましたが、
当日受付も致します。
参加ご希望の方は、会場にて5月28日(月)13:00より参加受付を開始します。
久留米シティープラザ4階までお越しください。